2018年10月に数名の仲間と「社会人ラクロスの価値向上」を目指すSELLという団体を立ち上げてから気づけば5年が経過しました。

SELLでは創設当初よりビジョンとして「2028年の五輪大会時のメダル獲得に貢献する」ことを明言しておりました。そして2023年10月、ようやくそこへの大きな一歩となるロス五輪へ追加競技としての参加が決定しました。
2028年への中間地点を通過した今、我々が10年をかけて目指そうとしていた道の大きな門が一つ開かれ、ここからが本当の勝負の5年だと、改めて気が引き締まる思いです。

この目標を達成するために、「LEAD LACROSSE, LEAD BUSINESS」を団体のミッションとして掲げて5年間活動をしてまいりましたが、この度、時代やメンバーの変化を受けて、次の5年に向けてミッションを変更することを決定致しました。

ーNEW MISSIONー
LEADING LACROSSER’S LIFESTYLES
ラクロス界の様々なライフスタイルを切り拓くリーダーになる

この5年間でラクロス界には色々な変化がありました。

スポンサーに支援してもらっているチームがほとんど存在しない中でスポンサー獲得を模索し始めた5年前とは違い、今では多くのチームがそれぞれスポンサーに支援してもらっています。
社会人の平日練習をする環境がないという課題の解決から始まったSELLの活動でしたが、ここ数年での働き方の変化も受けて今では様々な場所で社会人選手が平日練習をしている姿も目にします。
大学生向けのクリニックや大会、各地域や企業と連携したラクロス体験会、小学生チームのラクロス活動、その全てが2018年にSELLが始まった時とは違い、多くのラクロス関係者が複数の選択肢を提供する事業に変化しつつあります。

SELLでは常に、まだ日本ラクロス界にない価値を切り拓いていける団体でありたいと思っています。2018年に立ち上げた時に、それまでのラクロス界になかった価値を切り拓くことに注力したように、これからの5年間も、今まだ日本のラクロス界にない価値を切り拓く道を歩みたいと考えています。
そのような想いから、2028年のロス五輪でのメダル獲得に向けて、SELLとしてのミッションをラクロス・ビジネスの場だけでなく、今の時代により合う形で多様な枠を超えた挑戦を後押しする内容に刷新する決断に至りました。
各々の形で2028年のメダル獲得に挑むSELLメンバーが、日本中のラクロスに関わる人々にとってのロールモデルとなるよう、SELLとしても新たな挑戦をしていきたいと思います。

2024年度より、SELLでは4つの新たな事業を始動する予定です。新事業の詳細については年内に順次発表予定です。尚、現在の活動の軸となっているCLUB SELL、SELL COLLEGE(旧大学生事業)、SELL JUNIOR(旧キッズジュニア事業)の3つの事業の活動はこれまで通り継続いたしますが、一部事業内容を縮小し新たな事業にリソースをかけていく方向です。

SELLを立ち上げてからの5年間で様々な挑戦をしてこられたのは、多くの方の支援があってこそのことです。いつもSELLを応援いただいている皆様にこの場を借りて深く感謝申し上げます。
次の5年間も、日本ラクロス界において今まで以上の新しい価値を創造できよう精進してまいります。今後ともSELLへのご支援ご声援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

一般社団法人Second Era Leaders of Lacrosse
代表理事 柴田陽子